SFTS(重症熱性血小板減少症候群)は、以前は西日本を中心とした病気と考えられていましたが、現在では中部、東日本へと更に広い範囲に蔓延しているようです。
最近、近県でSFTSのネコの治療をしていた獣医師の死亡が確認されています。
これは、「感染したネコから飼い主さんも感染することがある」といういことを示しています。
ネコが発症した場合、元気・食欲の低下、発熱、黄疸を示し、1週間以内に60%が死亡すると言われています。
現状ではワクチンはありませんし、感染が疑われた場合はウイルスを抑制するインターフェロン等の治療を行います。
外出するネコの体調が悪い場合、SFTSに感染している可能性があるので、飼主さんがネコを触る時はマスクやビニール手袋等を着用し、なるべく早く動物病院へ来院されることをお勧めします。
予防としては、マダニに感染しないようにネコを外へ出さないようにすることが一番大切です。